「nixyusu」は何と読むか?──決まった読み方はないけれど、あえてたくさん考えてみる
このサイトの名前であり、私の名前でもある
「nixyusu」 という6文字。
最初の記事「Hello world!」でも少し触れましたが、これは私が自分のために作ったオリジナルの言葉(造語)で、どこかの辞書に載っている既存の単語ではありません。
となると、よく聞かれる(であろう)疑問がひとつあります。
「で、これ、なんて読むの?」
正直に言うと、まだ「これが正解」という決まった読み方はありません。
今回はそのことも含めて、「nixyusu」の読み方候補を、あえていろいろ並べてみようと思います。
1. まずは素直に:ローマ字っぽく読んでみる
日本語のローマ字表記に慣れている人なら、まずはこう読むかもしれません。
ニキュス
- ni → に
- xyu → きゅ(kyuの子音部分と解釈)
- su → す
この読み方は口に出したときに軽くて、ちょっとだけ不思議な音が残る。そこが気に入っています。
語尾の「ス」が、どこか古代ギリシャ・ローマの人名のような響きも持っていて、架空の神話に出てきそうな雰囲気もあります。
ニクユス
- ni → に
- xyu → くゆ(x=k、yu=ゆ と分解)
- su → す
「ニキュス」より音節が増えて、少しゆったりした印象になります。
ただ、「くゆ」という音の連なりが日本語としてやや不自然なため、口に出すとやや言いづらいかもしれません。
2. パソコンのローマ字入力として読む
日本語入力に慣れている人なら、こちらの読み方もピンとくるはずです。
にゅす(Nyusu)
日本のローマ字かな変換では、x や l を前につけると「捨て仮名(小さい文字)」 になります。
- ni → に
- xyu → ゅ(小さいユ)
- su → す
結果、「にゅす」 という読みになります。
この読み方だと、「ニュース」を縮めたような音に聞こえますね。
情報を扱うサイトや、何か新しいことを発信する場所としてのイメージと相性がよさそうです。
ただし、「xyu」という綴りが少し特殊なので、ローマ字入力に詳しくない人には伝わりにくいかもしれません。
3. 英語風・外国語風に読んでみる
ここからは、英語や他の言語のフォニックス(綴り字発音)を参考にした読み方です。
ニクスユス / ニクスユース
- nix → ニクス
- yusu / yūsu → ユス / ユース
「x」を「クス」と読む感覚は、英語圏の固有名詞(例:Nix、Lexus、Nexus)からの類推です。
後半の「yusu」を伸ばして 「ニクスユース」 と読むと、より英語的でかっこいい響きになります。
個人的には、この 「ニクスユース」 という読み方も気に入っています。
音として安定していて、覚えやすく、少しだけミステリアスな印象もある。
ニクシーユス
- nixy → ニクシー
- usu → ウス
「nixy」という綴りは、英語圏では女性名や妖精の名前(Nixie)を連想させます。
ファンタジックで、少し幻想的な音の響きが生まれます。
ニクシュス
- nix → ニク
- yu → シュ(yとuが合わさって摩擦音に)
- su → ス
「xy」という複雑な子音の並びを、ひとまとまりの音として処理するパターンです。
やや発音しにくいですが、異国風の響きは強まります。
ニジュス
- ni → ニ
- x → ジ(有声音化して濁る)
- yusu → ュス
「x」が前後の音に影響されて「ジ」や「ズ」に近い音になる場合の読み方です。
フランス語的な柔らかさが少し加わります。
4. さらに変化球:英語的な母音変化を加える
英語では、綴り字と発音がズレることがよくあります。
それを「nixyusu」に当てはめてみると、こんな読み方も考えられます。
ナイシュス
- ni → ナイ(i を「アイ」と読む英語的発音)
- xyusu → シュス
英語の 「nice」 や 「night」 のように、「i」を二重母音「アイ」で読むパターンです。
一気に英語っぽさが増して、ブランド名のような響きになります。
ニクサス
- nix → ニク
- usu → サス(u を「ア」で読む)
英語では「u」を「ア」と読むことがあります(例:but, sun)。
「Nexus(ネクサス)」 や 「Lexus(レクサス)」 に似た語感が生まれ、テクノロジー系の製品名っぽくなります。
ネクサス
もう完全に Nexus 寄りに読んでしまうパターンです。
実在する言葉に引っ張られて、自然とこう読んでしまう人もいるかもしれません。
ニクソス
Linux系のOSに 「NixOS(ニクソス)」 というディストリビューションがあります。
IT系の人なら、そちらに引っ張られてこう読む可能性もありますね。
5. 雰囲気優先で、自由に崩して読むなら
綴りそのものというよりも、「音の響き」や「雰囲気」 を優先した読み方もアリです。
ニクス
nix の部分だけを取り出して、短く読むパターン。
シンプルで覚えやすく、ちょっとクールな印象になります。
ニュス
「nyusu」 に寄せた読み方。
「ニュース」に似た音で、親しみやすさがあります。
ニキス
「ni」+「xi」+「su」 と分解して読む感じ。
やや語呂がいいですが、「x」を「キ」と読むのは少し無理やり感があります。
6. 今のところの「暫定公式読み」
とはいえ、完全に何もないのも不便なので、暫定的な「公式に近い読み方」をひとつだけ挙げておきます。
今のところ、「ニクスユース」と読んでもらえたらうれしいです。
ただし、これはあくまで「現時点での仮の答え」です。
今後、活動していく中で、自然と別の読み方が定着するかもしれませんし、まったく違う読みが突然しっくりくる日が来るかもしれません。
そのときは、そのときでまた「読み方の歴史」をどこかに書き残しておこうと思います。
7. あえて「決めない」ままにしておきたい理由
本当のところを言えば、私自身、どれかひとつにロックしてしまうのが、まだ少し惜しい気もしています。
文字として見るときは nixyusu
頭の中で読むときは、人それぞれ好きな読み方で
そんな余白があってもいいかな、と。
たとえば、
ある人は「ニキュス」と読むかもしれないし、
別の人はなんとなく「ニクス」と読んでいるかもしれない。
また別の人は「にゅす」と頭の中で発音しているかもしれない。
その「ずれ」も含めて、この造語の面白さだと思っています。
造語のいいところは、最初の意味も、最初の読み方も、自分で決めてしまっていいところです。
そして、読み方をひとつに固定しないこともまた、ひとつの「決め方」だと思っています。
8. 読む人それぞれの「nixyusu」でいい
というわけで、現時点でのまとめは、こんな感じになります。
- 文字としての表記は nixyusu
- 暫定読みは「ニクスユース」(または「ニキュス」)
- でも、あなたの中で別の読み方がしっくり来るなら、それでもいい
そんなふうに、
「nixyusu」という6文字が、読む人それぞれの中で少しずつ違う音を持つ──
その状態自体を、しばらくは楽しんでみたいと思います。
おわりに
造語の面白いところは、作った本人が「これだ」と決めた読み方が正解になるということです。
あるいは、複数の読み方を許容するというのも一つの手です。
人によって「ニクス」と読んだり「ニクスユース」と読んだり「にゅす」と読んだりするのも、それはそれで面白いかもしれません。
「nixyusu」という文字列を見たときに、あなた自身がどう発音したくなるか──
その直感が、おそらく一番しっくりくる読み方だと思います。
あなたの頭の中では、この言葉はどんなふうに読まれているでしょうか。
まとめ:主な読み方候補 読み方由来・印象 ニキュス→ローマ字読み/軽くて不思議な響き にゅす→ローマ字入力読み/ニュースっぽい ニクスユース→英語風/かっこよくて安定感がある ニクス→短縮形/シンプルでクール ニクシーユス→ファンタジー風/幻想的 ナイシュス→英語的母音変化/ブランド名風 どれが正解、というわけではなく、すべてが「ありうる読み方」です。
どれが正解、というわけではなく、すべてが「ありうる読み方」です。